基礎編

UNIXコマンドの利用

  • ローカル開発環境
  • レンタルサーバーのうちSSH接続
  • MacOS X

ログイン、ログアウトをしよう

Terminal.appからyuji.devにログインする

ssh yuji@yuji.dev
password:
[yuji@localhost ~]$
  • 「[yuji@localhost ~]$」部分はプロンプトと呼ばれる
  • 「localhost」はサーバーが自分自身を指す用語
  • 「~」はホームフォルダの意味
  • 「$」は一般ユーザーの意味
  • ログアウトする
$ exit

パスワードを変更しよう

$ passwd

ディレクトリを移動する (1)

  • 現在のディレクトリを表示
$ pwd
  • ディレクトリを変更(移動)する
$cd
  • トップディレクトリへ移動する
$ cd /
  • ホームディレクトリへ移動する
$ cd ~

ディレクトリを移動する (2)

  • 絶対指定
    • 「/home/yuji」
  • 相対指定(. ..)
    • 「.」は自分自身
    • 「..」は一つ上のディレクトリ
  • 一つ上のディレクトリへ移動
$ cd ..
  • 二つ上のディレクトリへ移動
$ cd ../..

ディレクトリの中身をみよう

  • ディレクトリの中身をみる
$ ls
  • ディレクトリの中身の詳細をみる
$ ls -l
  • 隠しファイルも表示する ※複数のオプションを組み合わせることも可能
$ ls -a

ディレクトリの詳細情報を読み解こう

$ ls -l
drwxr-xr-x  20 root root  4096 Dec 19 00:20 var
  • 「d」はディレクトリか否か
  • 「rwxr-xr-x」はパーミッション
    • 「rwx」は所有者「r-x」はグループ「r-x」は全ての人のパーミッション
    • r : read
    • w : write
    • x : 実行
  • 1つ目の「root」は所有者
  • 2つ目の「root」はグループ名
  • 「4096」サイズ
  • 「Dec 19 00:20」は最終更新日
  • 「var」は名前

パーミッションを理解する

  • パーミションを「rwxr-xr-x」に変更する
$ chmod 755
  • 数字は「r」「w」「x」の足し算
    • 4: r : read
    • 2: w : write
    • 1: x : 実行

ディレクトリの作成、削除

  • ディレクトリ「test1」を作成
$ mkdir test1
  • ディレクトリ「test1」を削除
$ rmdir test1

ファイルの作成、削除、コピー、移動

  • 「test」ディレクトリおよび「test.txt」ファイルを作成
$ mkdir test
$ vi test.txt
  • 「test.txt」のコピー「text2.txt」を作成
$ cp test.txt test2.txt
  • ディレクトリ「test」配下にコピー「test3.txt」を作成
$ cp test.txt test/test3.txt
  • 「test3.txt」を削除
$ rm test3.txt
  • 一つ上の階層の「test2.txt」を削除
$ rm ../test.txt
  • 「text.txt」を「test」配下へ移動
$ mv test.txt test/
  • 「text.txt」の名前を「text2.txt」に変更
$ mv test.txt test2.txt

ファイルの中身をみよう

  • 「test2.txt」ファイルの中身を全て表示する
$ cat test2.txt
  • ファイルの中身を順を追って表示する
$ more test2.txt
$ less test2.txt
  • 最初の10行を表示する (オプションで行数を指定可)
$ head test2.txt
  • 最後の10行を表示する (オプションで行数を指定可)
$ tail test2.txt

ワイルドカードについて

  • 「*」:任意の文字いくつでも
  • 「?」:任意の一文字
  • 拡張子が「.txt」のファイルを全て削除
$ rm *.txt
  • 「test6.text」というファイルを削除
$ rm test6.te?t

findを使ってみよう

  • カレントディレクトリから「test_」を含むファイルを検索
$ find . -name "test_*" -type f
  • カレントディレクトリから「test_」を含むディレクトリを検索
$ find . -name "test_*" -type d

grepを使ってみよう

  • 使い方は「grep -[option] [文字列] [対象ファイル]」
  • 「111」という文字列を含むファイルを検索
$ grep 111 *
  • 「111」という文字列がマッチした回数をカウントする
$ grep -c 111 *
  • 配下のディレクトリも含めて全て検索
$ grep -r 111 *
  • 「111」且つ「222」という文字列を含むファイルを検索
$ grep 111 * | grep 222

コマンドラインの便利な使い方

  • [tab]キーを一回押すとコマンドの候補を表示する
  • [tab]キーを二回押すと候補一覧を表示する
  • 矢印キーを押すと過去に実行したコマンドを遡ることができる
  • 過去に実行したコマンド一覧を表示する
$ history
  • (history実行後)コマンド番号「255」を指定して再実行
$ !255
  • 前回実行したコマンドを実行
$ !!
  • 前回実行したgrepコマンドを実行
$ !gr
  • 前回実行したgrepコマンドを表示
$ !gr:p

便利な小技いろいろ

  • manコマンドでgrepのマニュアルを見る ※スペースキーでスクロール「q」で終了
$ man grep
  • ディレクトリ構造を表示する
$ tree
  • (サーバの)時間を表示する
$ date
  • カレンダーを表示する
$ cal
  • 2030年のカレンダーを表示する
$ cal -y 2030
  • 「test1.txt」ファイルの行数を表示する
$ wc test1.txt
$ wc -l test1.txt

lsコマンドのカラーリング

  • エイリアスの登録
$ cd $HOME
$ vim .bashrc
alias ls = 'ls -G'
  • エイリアスを使用可能に設定
$ cd $HOME
$ vim .bash_profile
source .bashrc
  • 変更の反映(下記コマンド実行or再起動)
$ source .bash_profile

コマンド実行履歴検索(reverse-i-search)

  • [Ctrl]+[r]

改行コード

chr(13) : CR (キャリッジリターン) : MacOS ver.9まで
chr(10) : LF (ラインフィード) : UNIX系システム
chr(13)||chr(10) : CRLF : Windows系
// 正規表現
\r : CR (キャリッジリターン)
\n : LF (ラインフィード)
\r\n : CRLF

ディスク使用量を表示

  • ディスクの使用状況を表示(dfコマンド)
$ df -am
Filesystem     1M-blocks  Used Available Use% Mounted on
/dev/vda3          98529  6672     86853   8% /
proc                   0     0         0    - /proc
sysfs                  0     0         0    - /sys
devpts                 0     0         0    - /dev/pts
tmpfs                499     0       499   0% /dev/shm
/dev/vda1            243    86       145  38% /boot
none                   0     0         0    - /proc/sys/fs/binfmt_misc
  • オプション(dfコマンド)
-a ... すべてのファイルシステムのディスクの使用状況を出力
-k ... 使用領域や空き領域などのサイズを、キロバイト(KB)単位で表示
-m ... 使用領域や空き領域などのサイズを、メガバイト(MB)単位で表示
-T ... ファイルシステムタイプも表示
-l ... ローカルホストに接続されたファイルシステムのディスクの使用状況だけを表示
  • ディレクトリのディスク使用量を表示(duコマンド)
$ du -ak /var/www/html/docs/
324	/var/www/html/docs/WRTG393_WA1_TechnicalDescription.pdf
108	/var/www/html/docs/WRTG393_Proposal.pdf
32	/var/www/html/docs/WRTG393_WA1_393_technicaldescription.pdf
144	/var/www/html/docs/WRTG393_WA2_393_instructions_or_procedures.pdf
3100	/var/www/html/docs/WRTG393_WA2_Instructions.pdf
3712	/var/www/html/docs/
  • オプション(duコマンド)
-a ... ディレクトリの使用量だけでなく、その中に含まれるすべてのファイルシステムのディスクの使用状況をそれぞれ出力
-k ... ディスク使用量をキロバイト(KB)単位
-m ... ディスク使用量をメガバイト(MB)単位
-s ... 引数DIRに指定したディレクトリの中に含まれるサブディレクトリやファイルのディスク使用量を計算しない

応用編

ログファイルgrep検索方法

  • 対象:~/log_dir/logfile.201410*
  • 条件:keyword1かつkeyword2を含みkeyword3またはkeyword4またはkeyword5を含むログを表示
  • zgrepは圧縮ファイルも検索
$ zgrep keyword1 ~/log_dir/logfile.201410* grep keyword2 | egrep "(keyword3|keyword4|keyword5)" | less

時系列別500系エラー出力数表示

  • 対象:/usr/local/apache2/logs/logfile.201410*
$ egrep -v '(\.gif|\.png|\.jpg|\nagios-plugins)'  /usr/local/apache2/logs/logfile.201410* | awk '{if ($10 ~ /^(500|502|503)/ ) print $0}'  | awk '{print $4}'| awk -F: '{print $1,$2}'|sort|uniq -c|sed "s/\[//"

PostgreSQLスロークエリ(duration)ログのヒット数をカウント

  • 対象:/var/log/pgsql/postgresql-2014-10-**_*.log
  • 条件:keyword1かつkeyword2を含む
$ grep duration /var/log/pgsql/postgresql-2014-10-**_*.log | grep keyword1 | grep keyword2 | wc -l

home配下からkeywordを含むファイルをfind検索

$ find ~/ -type f -print | xargs grep "keyword"

rsyncによるファイル同期(デプロイ)

  • 同期元ディレクトリ:/home/src/
  • 同期先ホスト名:host
  • 同期先ディレクトリ:/home/www/
  • 「n」オプションは「dry-run」のため実行時には除外
$ rsync -n -vazc /home/src/ host:/home/www/

シンボリックリンク

  • シンボリックリンク作成
$ ln -s [path]
$ ln -s [src] [dest]
  • シンボリックリンク一覧表示
$ find . -type l
  • シンボリックリンクの実体パス表示
$ readlink [symlink]
  • シンボリックリンクの削除
$ unlink [symlink]

複数ファイルに対して複数条件の文字列で一括置換

  • 置換条件をまとめたスクリプトファイル(replace.sed)作成
s/検索文字列1/置換文字列1/g
s/検索文字列2/置換文字列2/g
s/検索文字列3/置換文字列3/g
s/検索文字列4/置換文字列4/g
s/検索文字列5/置換文字列5/g
p
d
  • ディレクトリ「dir」配下のファイルに対して一括置換
$ find ./dir/ -type f | xargs sed -i -f replace.sed

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Last-modified: 2017-03-27 (月) 17:48:15 (2814d)